特集 地域医療を支える住民の活動
【実践報告】
“地域医療サポーター”制度―飯塚病院
萱嶋 誠
1
1飯塚病院 広報室
キーワード:
地域医療サポーター
,
病気の予防
,
適正受診
Keyword:
地域医療サポーター
,
病気の予防
,
適正受診
pp.685-687
発行日 2011年9月1日
Published Date 2011/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102090
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当院は,1116床,34診療科・部を有する大規模病院である.当院の所在する福岡県筑豊地域は人口約45万人で,3つの二次保健医療圏(飯塚,直のお方がた・鞍くら手て,田川)から構成される.当院は,地域医療支援病院や救命救急センターなど,筑豊地域において唯一無二の機能・役割を多数担っている.他医療機関との連携・機能分担により地域医療を支えているが,高齢化による医療需要の増大や,医師や看護師等の不足を背景とした周辺医療機関のパワーダウンなどを原因として,当院に非常に多くの患者さんが来院されている.
救命救急センターは24時間・365日3次救急に対応するとともに,地域の医療需要に応えて1次・2次の時間外診療にも対応しており,同センターへの救急搬送件数は年間7550件(21件/日),受診者総数は年間5万1241人(140人/日)にのぼる.また,延べ入院患者数は32万2557人(884人/日),病床利用率は常時90%前後を推移している(データはいずれも2009年).
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