タバコがやめられない人

　喫煙は疾病の原因のなかで防ぐことのできる最大のものであり，禁煙は今日最も確実に疾病を減らすことのできる方法です^1）。日本では，2003（平成15）年に「健康増進法」が施行され，第25条の「受動喫煙の防止」に則って，公共の場での分煙や禁煙の動きが進んでいます。

　世界的には，「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約（FCTC：Framework Convention on Tobacco Control）」が2003年に採択，2005（平成17）年に発行され，数々のタバコ規制措置が導入されています^2）。