連載 失敗事例に学ぶ 行動変容に必要なアプローチ・3
多忙で教室を休みがちな人
日下 慶子
1
,
里村 一成
1
,
中原 俊隆
1
1京都大学医学部公衆衛生学教室
pp.754-759
発行日 2010年8月10日
Published Date 2010/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101439
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先月号では,対象者の準備性を評価することや言い訳の後ろに隠れている本音を引き出すことの大切さについて,事例をとおして解説し,トランスセオレティカルモデル(以下TTM)のなかから「ドラマティックリリーフ(感情的体験)」と「自己再評価」「援助関係」を取り上げ,解説を加えました。今月号では,多忙のため健康管理がおろそかになりがちな対象者の事例を取り上げ,さらに,TTMより「意識の高揚」「社会的解放」「自己解放」を説明します。また,夜間の健康教室の成功例も紹介しましょう。
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