特集 高齢者の活動性を支える 筋力トレーニング・転倒予防の魅力
実践例3―高齢者の活力を支援するための個別プランづくり
佐藤 美貴子
1
1宮城県三本木町健康福祉課
pp.24-28
発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100663
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高齢者の活力を支援するために
■地域から生まれたスローガン“100歳2週間”
“100歳2週間”。これは健康寿命の延長と介護期間の短縮への願いを込めた言葉であるが,行政が定めたかけ声ではない。
昭和も終わりにさしかかるころ,「なるべく長く自力で生きたい,厄介をかけるのは最小限にしたい」という高齢者の日ごろの念願から,地域の開業医が発案したものだ。健康づくりの合い言葉として高齢者たちが喜んで使いはじめ,いまでは,町の総合発展計画のなかにも登場するスローガンとなり,行政もおおいに活用させてもらっている。
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