特別記事
地域看護学実習に保健師へのインタビューを取り入れる
原口 由紀子
1
,
松浦 治代
1
,
矢倉 紀子
1
1鳥取大学医学部保健学科
pp.988-992
発行日 2004年10月1日
Published Date 2004/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100634
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
本学は,2000(平成12)年度に3年課程の短大から4年制大学に移行し,多くの看護系大学と同様,看護師と保健師教育のカリキュラムを組みあわせたカリキュラムを実施しています。
地域看護学実習開始にあたり,短い期間のなかで,断片的な体験をとおしての学びにとどまらず,より地域看護の本質への理解に迫ることができないだろうかと担当教員内で検討を重ねました。そして,学生が,地域看護活動の実際の理解と保健師像のイメージを膨らませ,総合的な学びを実感できるよう,1期生より,実習内容に現場の「保健師の語り(インタビュー)」を取り入れ,展開しています。
今回,この試みの実習方法としての意義と教育効果,さらに学生と現場保健師双方への影響について検討したので報告します。
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.