特別記事
The 18th World Conference on Health Promotion and Health Educationからの実況報告―多様性を尊重し,健康への力を再形成しよう!
蝦名 玲子
1
1グローバルヘルスコミュニケーションズ
pp.776-781
発行日 2004年8月1日
Published Date 2004/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100552
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2004年4月末,The 18th World Conference on Health Promotion and Health Educationという,ヘルスプロモーションと健康教育の国際学会がオーストラリアのメルボルンで開催された。3年に1度しか開催されないこの学会は1週間に及び,そこには世界中から3000人以上のヘルスプロモーターが集まった。
世界中のヘルスプロモーターが3000人以上,1か所に1週間,集結しているのを想像していただきたい。その熱気,情報量,人的資源たるもの,スゴかった。人的資源といえば,そこには,日本では「ミドリ理論」として親しまれているprecede-proceed modelの産みの親,ローレンス・グリーン氏(CDC)や,ブレア首相に引き抜かれてイギリスの保健システムを大改革したドン・ナットビーム氏(シドニー大学)などのヘルスプロモーション界のセレブたちも参加していた。日本からも,約50人の研究者が出席していた。
興奮冷めやらぬうちに,この学会の模様を報告しよう。
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