連載 BOOKS
―地域づくり型保健活動の考え方と進め方―ちょっとドキドキする住民とのつき合い方の手引き
松田 正己
1
1静岡県立大学大学院看護学科研究科
pp.295
発行日 2004年3月1日
Published Date 2004/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100475
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「楽しいはずの健康づくりで悩んでいませんか」というのが,本書の帯のコピーである。楽しいはずの保健師の活動で,地域の活動で,悩んでいる方は確かに多いのではないかと思う。バーン・アウトなど,うつ傾向の看護職のなかで,保健師は比較的にネアカの人が多いのがこれまでの印象だった。それが,どうも最近は,落ち込んでいる保健師,考え込んでいる保健師が多い。
日常の活動が楽しくないとすると,その要因のひとつは,住民とのつきあいを,保健師が以前のようにうまくできない,自信がない,というところにあるかと思う。その結果,地域の活動がもうひとつ活気がない。活気がないから楽しくないと,悪循環にはまり込んでいるのだろうか。
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