特集 これからの生活習慣病対策
―生活習慣病対策の実践例①―行政と医療機関との協働による生活習慣病対策―東京都東久留米市の国保ヘルスアップモデル事業より
石橋 幸滋
1,2
1東京都東久留米市医師会
2石橋クリニック
pp.814-820
発行日 2006年10月1日
Published Date 2006/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100320
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東京都東久留米市では,診療所のかかりつけ医が行動科学的手法を活用した生活習慣の指導を行っている。指導対象者だけでなく,かかりつけ医自身の行動変容が,生活習慣病対策の鍵を握っている。
医療制度改革関連法案が成立し,日本の医療は大きな転換期を迎えています。そのなかでも,少子高齢化社会に対応する高齢者医療対策,病床再編を見据えた療養病床の廃止などと並び,生活習慣病対策は重要な施策の柱になっています。
その生活習慣病対策のなかでも,健康日本21で各市町村に求められている食生活や運動習慣の改善などのポピュレーションアプローチではなく,ハイリスクアプローチと呼ばれる,病気になる危険性が高い人たちに対して積極的に介入していこうという施策が目を引きます。
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