特集1 保健事業の業務委託 委託の実際と適切な活用をめざすためのポイント
効果的かつ質の高い委託をするための市町村保健師の役割
山口 佳子
1
,
菊間 博子
2
,
鳩野 洋子
3
,
飯田 恵久子
4
,
坂口 佳江
5
,
鈴木 恵子
6
1杏林大学保健学部
2神奈川県厚木保健福祉事務所
3国立保健医療科学院公衆衛生看護部
4府中市役所総務部職員課
5立命館大学大学院
6鎌ヶ谷市役所健康福祉部健康管理課
pp.926-931
発行日 2005年10月1日
Published Date 2005/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100269
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本特集で示された論文から,市町村における保健事業委託の現状と課題,その課題を解決するために市町村保健師が果たしている役割が見えてきた。そこで本稿では,保健事業委託を効果的かつ質の高いものにするための市町村保健師の役割について,筆者らが実施した調査1)から得られた知見をもとに述べる。誌面の都合上,調査結果の詳細な報告は省略するが,調査で判明した業務委託の現状や問題点,およびそれらに対する担当保健師の考え方を,大津市の事例(918ページ)および中村氏の論述(924ページ)と関連づけて展開する。
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