特集2 地域包括支援センターが動き出す!
現場レポート 保健師は「地域包括ケア」にどう向き合うか
保健師だからできる介護予防
岡本 玲子
1
1神戸大学医学部保健学科
pp.1197-1198
発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100252
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保健師は介護「予防」推進の大黒柱
湯本,佐藤の両氏に介護予防をめぐる現場の新鮮な動きをご報告いただいた。この報告は,介護保険課や基幹型在宅介護支援センターに所属する保健師が,ただならぬ課題を認識し,自分で考え実際に動いた,意欲あふれる活動モデルである。
2人の活動に共通しているのは,
・起きていることとその意味をよく理解するための情報収集と学習
・検討すべき課題と優先度の整理と,それを継続的に検討する場の設定
・実現可能な変革構想づくり(事業移行と具体的手続き,財政,組織,人事など)
・保健師間・行政の部署間・関係機関間のモチベーションや認識の違いを是正しながらの協同
を行ったことである。
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