特集2 地域包括支援センターが動き出す!
現場レポート 保健師は「地域包括ケア」にどう向き合うか
新予防給付ケアマネジメントモデル事業を実施して
佐藤 博美
1
1奈良県・大和高田市在宅介護支援センター
pp.1194-1196
発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100251
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
いま,なにが起きているのか?
介護保険法改正,地域支援事業,地域包括支援センターの設置が,どうやら保健師活動にも大きく関係するらしい――そんな概要が出されて,1年が経った。
職場が市直営基幹型在宅介護支援センターであることから,職場の存亡に関わる大事件である。それ以上に,地域ケアを再構築しようという大事件である。県内市町村間で情報交換をするものの,「介護保険法改正の全容がわかりにくい」「生活圏域・地域包括支援センター設置はどこから手をつけたらいいの?」とすっきりしない。全国介護保険担当課長資料を読んでみてもわかりづらい。庁内では,各部署がそれぞれに必要と思われる部分を“分冊している”という状況だった。
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.