FOCUS 中山間地における配食ボランティアサービスの発展にみる自立支援のしくみづくり 住民・保健師・福祉職の協働のあり方
自立支援・配食サービスをめぐる動向と,各自治体での実態
波川 京子
1
1札幌医科大学保健医療学部看護学科
pp.378-381
発行日 2006年5月1日
Published Date 2006/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100087
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高齢者と食事
保健師は高齢者の食事に対し,老人保健事業の健康教育,健康相談,健康診査,訪問指導などにおいて生活習慣病予防や健康づくりとしてかかわっている。しかし,高齢者が保健師から肥満や過剰栄養,低栄養などの保健指導を受け,食生活改善の健康学習に参加していても,指導内容の食事を摂取できているとは限らない。
食事の準備が困難な高齢者に対し食事が確保される手段として,介護保険の居宅サービス,介護予防・地域支え合い事業の家事援助による食材の買い物などがある。同様に社会福祉協議会(以下,「社協」)やボランティア,民間事業者などが弁当を届ける配食サービスが実施されている。
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