Guide for Teachers 私はこう教えている
血液病の看護
藤川 千恵子
1
1岡山大学医学部付属病院
pp.32-34
発行日 1963年12月1日
Published Date 1963/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908805
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はじめに
内科看護法は30時間で,1学年の後期に教えている。そのうち血液病の看護は3時間。
生きている人体内には絶えず血液が循環しているが,これによって体組織の活動と造営の資材が供給せられ,またそこに生じる不用物質が排除される。また全身の体温の調節も血液循環によって維持される。このように重大な役目を持つ血液の疾患には,ほとんど出血傾向が見られるので,その看護に当たって,二次感染あるいは合併症の予防に注意するとともに,精神的不安が強いので,その看護についてのべる。
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