特集 医療の質を高めるPOS—第11回POS研究会記録
パネルディスカッション—POSと看護診断
生きたケアにつながる看護診断
辛島 佐代子
pp.722-725
発行日 1989年11月30日
Published Date 1989/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908721
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はじめに
POSの概念は,1968年にDr. ウィードにより提唱され,1973年,日野原重明先生によりわが国に紹介されて以後,徐々に医療界に浸透してきました.
看護界で最初に導入したのは,聖路加病院だと思いますが,振り返ってみますと,私自身が研究を始めてからすでに15年になります.月日のたつのは早いもので,ついきのうのような感じすらします.その間,聖路加病院や他の幾つかの施設では試練を重ねながら,今日のように上手に使いこなせる状態になったものと思います.なかなか思うように展開できない苦しい時期を克服して定着させてきたということは,大変立派ですし,心から敬意を表したいと思います.
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