臨床外科交見室
むすび
山形 尚正
1
1国立弘前病院外科
pp.352
発行日 1997年3月20日
Published Date 1997/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902671
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三内丸山遺跡で約5,500年前の編布の断片がはじめて出土した.日本では最古級のものらしい.平織りの布の断片は既に此処で出土していた.縄文の編布にはイラクサ科のカラムシやアカソなどの麻系統の細い繊維が使われていたが,今後素材を鑑定してもらう予定という.
私が医師免許を取りたての頃は縫合糸は絹糸かカットグットであった,現在は合成糸も多く,どれを使うべきか迷うこともある.糸結びを見ればその人の腕がわかるともいわれた.
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