特別論稿 臨床実習の指導領域の実態および意識調査
1 臨床実習における学校側・臨床側の指導領域の実態および意識調査—指導領域の明確化をもとめて
藤田 八千代
1
,
田中 千鶴子
1
,
小山 幸代
1
,
黒澤 きよみ
1
1神奈川県立衛生短期大学
pp.326-327
発行日 1987年6月25日
Published Date 1987/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908384
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はじめに
医療のめざましい進歩,技術革新,高齢化社会の到来など社会構造の変革により,看護婦に求められる資質能力も質的・量的に変化して,ますます高度かつ広範なものになってきている.
こうした中で,臨床で働く看護婦は人間疎外の状況にたたされている患者に,人間らしい生活を保障するために日夜かけずり回っている.求められる新しい医療への対応と,人間看護としての役割のジレンマの中で,自分達の業務を事故なくなんとかこなすことに精一杯といった実状である.
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