学会だより 第43回日本輸血学会総会
認定輸血検査技師制度が本年度から試験的に導入
髙松 純樹
1
1名古屋大学医学部附属病院輸血部
pp.774
発行日 1995年7月15日
Published Date 1995/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902526
- 有料閲覧
- 文献概要
1995年3月22日から25日まで,第24回医学会総会のトップバッターの分科会として,第43回日本輸血学会総会が名古屋市名古屋国際会議場で神谷忠愛知県赤十字血液センター副所長を会長として開催された.名古屋国際会議場は1989年名古屋市主催で開催されたデザイン博覧会のメイン会場として建築されたが,今回の医学会総会を中心とする一連の分科会のために増築され,3,012名収容可能なセンチュリーホールをはじめ多目的用のイベントホール,会議場があり,ここだけで数千人規模の学会が可能で大変ゆったりとしていた.
このような好条件下で開催された本学会には1,400人を超す参加者があり,"示説+スライド"による口演という新しい発表スタイルは,示説だけの場合の演者と十分議論ができないという欠点,逆に口演のみだと聞き漏らすという欠点を補うものとして多くの参加者に好評であり,いずれの会場も用意された椅子席がなくなるという盛況であった.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.