特集 医療の質を高めるPOS—第11回POS研究会記録
教育講演
POSと卒前卒後教育—POS指導前後の診療録記載内容の比較検討
松井 征男
1,4
,
近藤 成美
2,4
,
吉原 正博
3,4
,
白浜 雅司
4
,
西山 雅則
4
,
福井 次矢
4
1現在:東京都小金井市桜町病院
2現在:東京都世田谷区有隣病院
3現在:佐賀市吉原病院
4佐賀医科大学付属病院総合診療部
pp.741-745
発行日 1989年11月30日
Published Date 1989/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908726
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はじめに
POS(Problem Oriented System)理念の卒前卒後教育に果たす役割の重要性については,すでに多くが述べられてきている.そこで,POMR(Problem Oriented Medical Record)の簡単な指導,教育により,臨床実習中の医学部学生の診療録記載内容に,実際どのような効果や変化がみられるかについて調査を行なった.
これにより彼らの実習診療行動を把握し,POSのどのような教育が必要か,またPOSが卒前卒後教育にどのようなインパクトを持っているか,などについて知る手がかりが得られると考えた.
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