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看護チームの一員としての充実感を味わえる実習環境を—24名の学生の実習記録・感想文より検討
瀬山 和世
1
,
東 理恵
2
,
小幡 真由美
3
,
岡本 千鶴子
3
1奈良県立医科大学附属病院脳神経外科病棟
2奈良県立医科大学附属病院脳神経外科・附属看護専門学校
3奈良県立医科大学附属病院脳神経外科・脳神経外科病棟
pp.621-624
発行日 1986年9月25日
Published Date 1986/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908277
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はじめに
看護基礎教育課程において,多くの学校が,総合実習をチーム医療のあり方やメンバーとしての役割機能を学ぶ場として位置づけている.私達は,臨床実習の方法として受け持ち患者を持たせ看護過程を展開する方法の中で,このようなチーム医療のあり方や,メンバーとしての役割などを体験できることをねらっている.しかし,応々にして,学生は実習時間内だけの看護計画を立案してしまいがちである.
そこで,指導者として,学生にも患者によりよい看護を24時間継続して提供することの必要性や,学生自身に看護チームの中で活動しているのだということを認識できるように意図的にかかわってきた.今回私達は,学生が臨床実習を通して,チーム医療の中の自分の役割をどのように学んだかを知ることを目的として,実習記録と実習終了後の感想文の分析を試みた.
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