特集 看護教育への提言
看護系教員20年の歩みと今後の向上への期待
三木 福治郎
1
1岡山県立短期大学(生理学)
pp.604-608
発行日 1985年10月25日
Published Date 1985/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908148
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はじめに
医系育ちの筆者が10か年の医学部教官を経て,最近の20か年を看護婦養成の教員として過ごした背景には,“看護は特殊なのです”と近辺でいう教員の言葉であったと思う.筆者は内心ひそかに‘否’としていたが,彼女らは予算・人事面では必ずと言っていいほど,この言葉を口にする.
看護系の教員は特例を並べることで事足りたと思っているのだろうが,看護婦養成のほかに栄養士・保母・教員の養成を行っている複合の短期大学では通用するものではない.
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