特集 肝臓病学の未来―ウイルス性肝炎から脂肪肝と肝がんの時代へ
肝がん
今後期待される薬物療法
佐藤 俊輔
1
,
廿楽 裕徳
1
,
玄田 拓哉
1
1順天堂大学医学部附属静岡病院消化器内科
キーワード:
cabozantinib
,
ramucirumab
,
nivolumab
,
pembrolizumab
Keyword:
cabozantinib
,
ramucirumab
,
nivolumab
,
pembrolizumab
pp.1169-1171
発行日 2019年5月1日
Published Date 2019/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika123_1169
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Summary
▪肝細胞がんに対する新規分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害薬の単独あるいは併用療法の臨床試験が進行している.
▪分子標的治療薬であるcabozantinibとramucirumabは,第Ⅲ相試験でsorafenib治療後の二次治療としての有効性が示された.
▪抗PD-1抗体であるnivolumabは,一次治療としてsorafenibに対する優越性を検証する第Ⅲ相試験が進行中である.またpembrolizumabは,sorafenib治療後の二次治療としての有効性を検証する第Ⅲ相試験が進行中である.
© Nankodo Co., Ltd., 2019