特集 看護継続教育
極東巡回継続教育プログラムの背景と展開—米国における免許更新と継続教育
江本 愛子
1
,
根本 多喜子
2
,
藤田 郁子
1
1三育学院カレッジ看護学科
2東京衛生病院
pp.483-491
発行日 1985年8月25日
Published Date 1985/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908130
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はじめに
医療は社会情勢の変化とともに変遷してきた.わが国においても第2次世界大戦後の科学技術の進歩,経済成長,医療保障制度の改善などにより,平均寿命の延長や人口構造の変化がもたらされた.それに伴い老人問題や医療費抑制問題が大きくクローズアップされ,それが今日のプライマリ・ヘルスケア推進運動の引き金となったのである.
これからのヘルスケアには,各種保健専門職が互いに連携・協力して働くことが要求される.その中で,人々の生活と最も密接に結びついて,人々の健康上のニードをとらえることができるのは看護職である.したがって,看護はヘルスケア・チームの中で重要な地位を占めなければならない.
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