講演 第54回医学書院看護学セミナー講演
看護の感性を育(はぐく)むもの—教師—学生関係の課題
南 裕子
1
1聖路加看護大学
pp.7-22
発行日 1985年1月25日
Published Date 1985/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908054
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
自分のこの10年間を振り返ってみまして,私にとっていちばん大きな課題は,‘看護者の感性を,自分がかかわっている学生たちにどう伝えるか,またはどう育むか’ということでした.最初の5年間ぐらいは若かったので,学生とのかかわりに私なりの情熱を傾けていたと思います.後の5年間は看護の教育のすう勢の中に,自分も巻き込まれていたような気がします.
それがいま,あらためて看護教育は,次の世代の看護者を育成することであり,特に看護者としての感性を育むことが教育の原点だという自分の信念を再認識している次第です.
Copyright © 1985, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.