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「看護教育はどうあるべきか考え直したいですね」
井上 英子
1
1越谷市立看護専門学校
pp.269
発行日 1984年5月25日
Published Date 1984/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907960
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井上先生の教育方針は,手作りの教育をしていくということにある.‘今年の卒業式でも,学校を去っていく学生たちは,涙を流して握手をし先生や仲間たちとの別れを惜しんでいました.来賓の方々や父兄から,教師と学生とのつながりが希薄になっている中で,この学校ではほんとうに教師と学生の結びつきが深かったと言っていただきました’というとおり,先生の目ざす‘手作りの教育’の成果は確実に上がっているようだった.
しかし,‘感性豊かな学生時代に広い視野や判断力,問題解決能力など卒業後さらに伸びていくための基礎を身につけさせていくには,学生とどこで濃密にかかわり,どこで突き放すかがむずかしいです’と語ってくれた.
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