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短大に移行しても課題は多いですね
正田 美智子
1
1群馬大学医療技術短期大学部
pp.665
発行日 1982年11月25日
Published Date 1982/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907733
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群馬大学医療技術短期大学が発足して4年,正田先生は‘専修学校の時代は教員数も予算も少なく,学校としての独立性などの問題もあって短大に移行したのですが,短大になっても学生数が増えたため教貝は足りないし,カリキュラムは指定規則にしばられて時間数も多く,教員の力不足もあって短大としてほかの専門分野と肩を並べるところまでいっていません’と短大教育の問題点を指摘,さらに‘東南アジアや韓国などの近隣諸国では,国をあげて看護教育の大学化に取り組んでいるのに,日本は立ち遅れる一方です’と述べた.
こうした中で‘1人1人の学生に看護への興味を持たせることにより,自主性を持ち力のある看護婦の教育に力を注いでいかなければ’と各論よりも基礎的な事項を身につけさせることを中心にすえ,広い視野で考える力,応用力,自主性を育てていくために読書・レポート・海外研修など,いろいろな取り組みをして効果をあげている.
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