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雪国に根を下ろし看護教育に情熱を注ぐ
原 萃子
1
1新潟大学医療技術短期大学部看護学科
pp.73
発行日 1982年2月25日
Published Date 1982/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907642
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新潟県は自殺者の数が全国一であり,老人人口の先進県でもある.原先生はいま,看護が老人問題にいかにアプローチしてゆくかに取り組んでいる.それについて原先生は‘老人対策についてはいろいろのところで努力はされていますが,十分とはいえません.家庭にいる老人も含めて,老人の世話は看護婦がという声もありますが,看護婦がほんとうに老人問題を背負い切れるかどうか.看護が老人にかかわっていく上で,どの辺が限界なのか.看護教育の中で老人教育をどうしていくかの根拠をつかみたいと思っています’と語っている.
先生は都立第1看護学校(現在の都立広尾)を卒業後,10年の臨床を経て広尾を皮切りに看護教育に貢献してきた.そして新潟大学医療技術短期大学が開校する際,請われて教官に就任,以後看護学科の路線づくりの中心となり,スタッフにも学生にも厚く信頼されている.また日本看護科学学会の評議員をはじめ,学内外での活躍はめざましい.
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