クリオへの感謝 歴史にみる看護婦群像・5
—第5話—ベルナルド山の廃屋と忘れられぬ人
高橋 政子
1
1看護史研究会
pp.644-650
発行日 1981年10月25日
Published Date 1981/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907590
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第3話に,幼きイエズス修道会の看護活動について書いたので,多少,重複する面があるかもしれないが,今回は今からちょうど100年前の1880(明治13)年に,長崎の地にも根を下ろした本修道会長崎支部の,長い歴史の中の看護に関する一断片と,その伝統に生きてきた人々の横顔について記しておきたい.
長崎といえば,‘お告げのマリア修道会’からも実に多くのことを学んだけれど,それらは幸い,小坂井澄氏によって,昨年多くが語られた(“お告げのマリア”,集英社刊)ばかりで,私はなんとなく満たされた思いがしているので,それらについては後日に譲りたい.
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