病気のある風景・10
527号室—ひとり暮らしの人たち
徳永 進
pp.645-652
発行日 1980年10月25日
Published Date 1980/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907487
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病院というのは不思議なところだ.学校と違って赤ん坊から老人までが病気をかかえ,治療と看護を受けるために集まってきている.
そこで働いている医療者は,人の一生のさまざまな問題に出くわす.赤ん坊,学童,青年,中壮年,老人の,つまり人の一生のそれぞれの時期の苦悩や悲しみが病院の中にはある.
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