私の発言
2年課程の看護教育を経験して
永江 宏子
1
1三池保養院
pp.333-336
発行日 1980年6月25日
Published Date 1980/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907446
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3年課程の看護学校でも,学校差,入学してくる学生の質の差など,学校によってかなりの違いがあると思うが,2年課程の看護学校になると,その差はずいぶん大きなものではないかと思う.高等学校衛生看護科卒業の学生が大部分ストレートに入学してくる学校と,准看護婦として臨床経験を積んで入学してくる学生の多い学校とでは,教室内の雰囲気などに相当な違いがあるのではないかと思う.
私の勤めていた学校は近辺に進学コースがなかったため,長いあいだ進学コースの設立を待って入学した学生が多いという事情があり,入学時の准看護婦としての勤務年数は0-20年,平均すると5-6年である.夜間定時制なのでほとんどの学生が勤務と学習とを両立させているし,既婚者も多い.それだけに,3年間がんばって看護婦の資格をぜひともとりたいという熱意が強く感じられる.その熱意にこたえられるような教育内容でありたいと思う.
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