看護婦の継続学習に関する報告・3
働きながら大学に学ぶ看護婦の動態からみた継続学習の在り方
外口 玉子
1
,
中山 洋子
1
1東京都精神医学総合研究所医療看護研究室
pp.676-696
発行日 1976年11月25日
Published Date 1976/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907038
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はじめに
看護基礎教育の問題をぬきにして,現任教育のあり方や継続学習の方向づけを語ることはでぎない,といってよいほど,そこにさまざまな問題が山積していて,個々の看護婦の成長を阻み,看護職の発展にひずみをもたらしていることは,すでに言い古されてきたことである.
確かに一般論として基礎教育の問題とか,現任教育の問題とかはいわれてきているが,基礎教育とちがう夜間大学という場で,具体的にどのような学びがあったのか,そのことと看護との結びつきをどのようにして,自分の中で自覚できていったのか,というようなことを明らかにしていくこともまた,逆に看護における基礎教育や現任教育への提言となると考え,以下報告(3)とした.
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