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高等学校衛生看護科看護専攻科における症例研究指導の展開とその評価
小山 倫子
1
,
岩本 テルヨ
1
,
長田 曄子
1
,
星田 和子
1
,
松本 君代
1
,
山口 真理
1
1大阪府立白菊高等学校看護専攻科
pp.602-610
発行日 1975年10月25日
Published Date 1975/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906924
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はじめに
看護教育の方法で要求されることは,看護の実践に必要な創造性の啓発を意図した指導展開であろう.専門職に求められる研究的姿勢の素地を看護教育の場で育成するためには,生徒に主体的な学習の態度と方法を身につけさせることが重要である.この目的のもとに白菊高等学校看護専攻科では,看護学総論の中に‘看護研究’を位置づけている(表1参照).
1)看護の歴史1),2)症例研究の進め方とまとめ方2)については既に報告した.今回は更に,昭和48年度入学生(65名)の成人期の患者を対象とした‘症例研究’の指導展開とその評価に焦点をしぼって報告する.
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