日本看護協会看護教育問題研究会分担研究報告・1
看護学校の設置目的と学校会計—看護学校の経費に関する研究の第1段階として,学校会計の概観
岩下 清子
1
1日本看護協会調査研究部
pp.20-24
発行日 1975年1月25日
Published Date 1975/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906848
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I.研究の目的
日本看護協会の執行部から,看護学校の経費について研究するよう要望があったが,本報告は,その研究の第1段階をなすものである.
看護教育の向上にとって,経済問題は1つの重要なカギである一看護教育の当事者あるいは看護教育の向上を願う看護協会は,看護学校の経済的な基盤を整えるよう,各方面へ向けて働きかける必要がある.例えば,看護教育に十分な資金が投下されるよう,国・地方自治体,その他関係当局に要求していかなければならない.また,学校予算の組み方を,教育がしやすいよう改善していかなければならない.特に学校の新設に際しては,当初の予算編成が,その後の教育に決定的な影響を与えるだけに,準備段階において,当事者としての意見を反映させる努力が必要である.
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