看護教育方法変革の現状と問題点
Ⅳ.わが国における変革の現状と問題点
中西 睦子
1
,
宮里 和子
1
,
高橋 園子
1
1看護教育方法研究会
pp.458-478
発行日 1972年8月25日
Published Date 1972/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906611
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はじめに
アメリカにおける看護教育方法変革の現状を文献を通して考察したように,わが国の現状も文献によって探ってみようと試みたが,教育方法変革に多少なりとも関係すると思われる論文は10編**しか得られなかった.表題のような考察を,たとえ文献上ということであっても,このように限られた範囲で行なうことはためらわれる.できれば,教育方法変革と関連する機器普及の状況や教育予算の問題,またそれを扱う教師側の問題など,さまざまな角度から現状を把握する試みが同時に必要であるように思われた.
今回は,まず上記の文献を検討してみたが,現状をできるだけ偏らずにとらえられるような資科の提供という意味から,先述した実態把握の試み(後に改めて報告したいと思う)に先がけて行なった視聴覚教育に関する質問調査の結果と,看護視聴覚教材に関する資料とをあわせて紹介することにした.
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