私の体験より
看護学校の英語教育について
稲田 八重子
1
1大蔵省印刷局東京病院付属高看学院
pp.59-63
発行日 1971年3月25日
Published Date 1971/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906439
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もともと英語教師としての資格も特別な教育も経験も皆無である私が,看護英語という課目を担当するようになったのは,大蔵省印刷局東京病院付属高等看護学院の教務主任清水先生から依頼されたからであった。経験といえば多少翻訳をやっていたということと,アメリカに通算2カ年留学していたくらいで,英語を教えた経験は全然なかった。それでこんな無経験な私でもいいんですかとお尋ねしたところ,実験のつもりでやってくれてけっこうとのご返事だったので,無謀にもお引受けした次第である。
看護英語を担当してまだやっと3カ年を経たばかりの無資格な私が,看護学校の英語教育云々と論じようと思っても所詮無理である。そこでこの紙上を借りて,自分の体験や日頃英語教育について抱きつづけてきた雑感やこの3カ年にやってきたことなどを披瀝したいと思う。
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