NURSING EYE
看護学校で英語を教えて
高柳 文雄
1
1上福岡高等看護学院英語科
pp.145-148
発行日 2000年2月25日
Published Date 2000/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902214
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はじめに
看護学校で英語を教えて10年―いまだ,自信がもてずに試行錯誤の連続である.当初,それまで中学校や高等学校で英語を教えてきたので,その連続くらいに考えていたが,中学,高校での英語の授業とはかなり異なった授業計画が必要だということに気づいた.
その主な理由は,看護学校では,①英語の年間授業時間が15~30時間と短いこと,②学生の要望する学習内容は(上級学校への進学を目標としたものではなくて)日常英会話,医療用語,基礎的な英作文など,実用的な英語であること,③医療という専門的な学習を助ける教養的な科目であること,④すべての学生に基礎的な英語学習の経験があること,⑤授業を受ける学生の英語の学力差,英語への興味・関心の差が大きい,ということであった.
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