寄稿
看護婦からのささやかな提言
二木 シズエ
1
1名古屋保健衛生大学
pp.29-34
発行日 1971年3月25日
Published Date 1971/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906432
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はじめに
「臭いものに蓋をする」ことは,どうも悪い時に使われることが多い。臭いものに蓋をしても,臭気は隙間からもれてくる。その臭気をながい間嗅いでいると,人間には臭気に対する耐性がでてくる。嗅覚は鋭敏さを失い,臭気をとくに臭気と感じなくなる生活の中に,私たちは人間らしさを失いながら住んでいることが多い。
日本人には過去このような生き方が,多かったようにおもう。
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