邦文看護史書（5）

〔B-22〕日本看護協会編：日本看護協会史1（昭和21年-32年），2（昭和33年-42年），東京，日本看護協会出版部，昭和42年（1），昭和43年（2）

　B5判，1が304ページ，2が453ページの堂々たる大冊である。アートページが1に11ページ，2に16ページで，その写真数はおのおの47，61である。横書き，一部2段組み。1の最初に日本看護協会会長　金子光の「刊行のことば」があり，ついで「沿革」と題し創立前より昭和42年までの協会のあゆみが要約して述べられてある。編纂委員は平井雅恵，木下安子，大森文子，松下田鶴子，白石かつの各氏，執筆者は湯槇ます，平井雅恵，井上澄恵，小玉香津子，木下安子，白石かつ，金子光，大森文子，松下田鶴子の各氏で，「あとがき」は日本看護協会出版委員長　木下安子によって記されている。

　2も巻頭に金子光の「刊行のことば」，そして「沿革」（昭和33年より42年）がおかれる。編纂委員は1に同じ，執筆者は浅野花子，井上澄恵，岩田ウタ，大森文子，金子光，木下安子，崎川サン子，白石かつ，関光，高橋百合子，田中志ん，渡辺モトエの各氏。「あとがき」も同じく，木下安子である。なお本書は非売品とせず，1を1,000円，2を1,500円とし，一般にも購入できる形とされていることはありがたい。