特集 進学コースを考える
実習指導について教務ではこう考える
内藤 寿喜子
1
1慶応大学医学部附属厚生女子学院
pp.12-14
発行日 1966年3月1日
Published Date 1966/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905578
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はじめに
看護学生の教育にとって,実習のあり方がいかに大切な要素となっているかということは,直接教育にたずさわっている人はいうまでもなく,多くの人々の認めるところでありましょう。それは,教室で習った理論(医学,社会学,心理学その他)を直接患者に接する実習の中にとりいれ,さらにその中から,また,理論を生みだしてゆくところに看護学習の意義があるからだと思います。
現在,准看を除く看護学校の多くは3年コースですが,進学コースも年々増加しつつあります。そこで私たちは歴史の浅い進学コースの教育をどのようにしたらよいかということを,真剣に考えてみる必要に迫られています。
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