特集 看護教育界今年の展望
准看護婦教育の展望と抱負
今井 敏子
1
1新宿区医師会附属准看護婦学校
pp.41-43
発行日 1966年1月1日
Published Date 1966/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905553
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終戦前より外地にあり,しかも終戦後10年近くも外地にあったために,准看護婦制度,准看護婦教育の誕生の所以,之々の時代を経験しない私に,このような課題を与えられたことは大変困難であるというより,無理なことでありますが,日ごろ准看護婦教育に携わり,その矛盾と困難の壁にあたっている私なりの苦悩と,思っていることを書いてみます。
当時のあの困難な中にあって多種多様の苦しみ,障害を乗りこえて現在までに活躍されている先輩諸姉のご努力とその愛情に対しては感謝のほかありません。しかし時代の経過と共に育成された准看護婦,そして育成されつつある准看護婦生徒,准看護婦教育に対して私なりの一人言を書いてみますので,大変失礼な事を書くやもわかりませんがご了承いただき,温い皆様のご批判とご指導をいただきたいと思います。
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