グラビヤ
看護用具の工夫・点滴静脈注射用連結チューブ
大嶽 康子
1,2
1武蔵野日赤看護部
2武蔵野日赤
pp.45-46
発行日 1965年6月1日
Published Date 1965/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913616
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点滴静脉注射には、最近、大ていの病院は、イリゲーターでなしに、写真のような瓶入りのものを使い、プラスチックの既製のの点滴静注セットを使用しておられると思う。しかし、一瓶だけでなく、2〜3本をつづけて注射する際には、写真のような連結用チューブで、始めに全部の瓶口を連結して、最後の瓶にエアー針をさして、スタンドにかけておけば、これだけで、これまでのように一瓶の注射か終るごとに、あわてて針を次の瓶にさしかえ、この時空気を入れない様に注意深い手技をしなければならなかった手数なしに、最後まで同じ状態で、つづいて液が入つてしまうのである。(瓶の液は最後の瓶からなくなつてゆく)
これは、看護の手が非常にはぶけ、しかも途中で空気の入る心配もなくなって安全である。注射の操作は1本の瓶の時と同じである。
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