特集 クラブ活動をどうするか
若人のエネルギー発散の場として
佐々木 正子
1
1順天堂高等看護学校
pp.6-8
発行日 1964年2月1日
Published Date 1964/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905234
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はじめに
クラブ活動とは一体どんなものであろうか。クラブという名称が示しているとおり組織をとおしての活動である。辞書を引用すると,“クラブ”とは“政治,社交,文芸,娯楽,その他共通の目的によって結合した団体”とある。すなわち同じ目的をもつ人びとの集まりのことである。その編成には,社会的環境によって多種多様のようであり,社交上あるいは娯楽的に集まりをもっているのも少なくないようにうかがえる。
しかし,学校におけるクラブ活動は,正規の教科学習以外に学生がクラブ組織によって自発的に行なう各種の研究会,同好会,運動競技などの活動をいうのであって,関心や興味をもつもの同志が組織をつくり,娯楽的な中にも相互の親睦をはかり,切磋琢磨し,特技を伸ばすところに意義があるのではなかろうか。
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