特集 卒業期の学生指導
研究のための症例の選び方および症例研究の進め方
出垣 冴子
1
1国立京都病院外科
pp.8-13
発行日 1963年2月1日
Published Date 1963/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663904323
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はじめに
2月の声を聞くと私共は,毎年送り出す数十名の学生の残り少ない学生時代を,いかに有効に過ごさせるべきかと心を痛め,また学生も,真剣に,社会に出て行くための準備に努力をしている。
彼女らは2年10ヵ月の勉学の間にさまざまの心がまえで講議を受け,臨床実習を行なって来ていると思う。ある人はまじめに,ある人はのん気に,しかし今は真剣である。この時期の正しい指導こそ非常に大切である。
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