Guide for Teachers
私は小児科看護をこう教えている
吉武 香代子
1
1都立豊島病院小児科
pp.589-593
発行日 1961年12月1日
Published Date 1961/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663904108
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
私はいま,都立豊島高等看護学院の2年生に小児科看護法を教えている。卒業以来,小児看護一本で今日に至り,アメリカ留学中も小児看護,小児保健を専門に勉強してきたものの,久しく学生の教育の場から離れていたので,小児科看護法の講義は今年がはじめてである。それだけに,計画には未熟なものが多く,今後もっと研究して修正すべき点が多いと自分でも考えている。
現在,厚生省の定める高等看護学院の教科内容には,小児科に関して医師による講義40時間,看護婦による講義20時間と定められている。通常この二つは小児科学,及び小児科看護法として,二つの別な科目として別々に講義される。私は現在後者を受け持っているが,このあり方に関しては疑問を持つものである。従って私はいま,「こう教えている」を語るとともに,「こう教えたい」という将来への夢もあわせて語りたいと思う。
Copyright © 1961, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.