Guide for Teachers
小児科看護法の指導方法
小西 喜代子
1
1日本生命済生会付属高看学院
pp.587-589
発行日 1961年12月1日
Published Date 1961/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663904107
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I.はじめに
小児科看護法のテーマを与えられましたが,小児科看護法を受持った経験もまた小児科における臨床経験もほんとうに短かくて,その上現在講義を担当していませんので何一つとして述べる資格はありませんが,日ごろ考えておりますことの一端をのべて皆様方のご批判,ご指導をうることができればと思って筆をとりました。
すでに看護教育Vol. 2, No. 1で聖路加病院の常葉婦長さんが小児科看護法のカリキュラムを発表しておられますので,私が今更申すまでもないのですが,実習病院に総合小児病棟をもっているところは全国的にみてまだ数が少ないようですし,単なる小児内科としての小児病棟をもっているところでは,昨年の看護協会主催看護教育制度ゼミナールのときにも問題となっていましたように病例も少なく,教室における講義と病棟における実習の関連性については種々問題があるようであります。そこで講義と実習の関連性についての問題点と,今後の方法について考えてみたいと思います。
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