座談会
これからの看護婦像—患者中心の看護を
井川 チエ子
1
,
五十嵐 清止
2
,
海川 はるよ
3
,
神谷 豊子
4
,
松本 富
5
1自衛隊中央病院婦人自衛官養成所
2東京学芸大学
3日本赤十字社看護婦養成所
4厚生年金病院東京高等看護学院
5東京大学看護学校
pp.82-92
発行日 1960年12月1日
Published Date 1960/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903960
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教育目標は,教師がそれぞれにえがいている理想の看護婦像によって決定するだろう。一体,どんな看護婦を養成したらいいのか—この悩みは看護像と現実の看護婦の仕事の場が一致しないところから生れる。理想像はややもすれば,どろにまみれてしまうのである。しかし,実際の場を少しでも改善することのできる,たくましい,そして叡智あるナースこそ,また先生方の望むものであろう。今月はその看護婦像と,それに向っての教育はどうしなければならないかについて語っていただこう。
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