私の発言
これからの看護婦教育
波多野 梗子
1
1日本女子体育大学
pp.65-69
発行日 1975年2月25日
Published Date 1975/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906854
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看護婦教育がこれからどうあればよいのかは,看護というものが将来どうなるかを踏まえて語らなければならないであろう.これまでの看護婦教育というのは,看護婦の現在の仕事を土台にし,それができる看護婦を育てるということだけを考えてきたように思う.
これから看護に何が期待されてくるかを考えるとき,医療全体の中で看護が果たす役割を考察していくことが大切だと考える.看護は,様々な健康のレベルの人々が受ける医療が,その人のニードを充足するのに最も適した方法で行われるように援助しようとする.それが医療全体の中でどのようにしたら達成できるか,医療の中での看護婦の役割をみていかなくてはならない.
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