座談会
社会が女性を不幸に—看護婦は悲しく描かれた
今井 敏子
1
,
奥野 智恵子
2
,
神谷 豊子
3
,
高木 良子
4
,
古橋 美知子
5
,
村田 修子
,
所沢 綾子
6
1新宿准看護婦学校
2セント・ポールフィルム・センター
3東京厚生年金病院高看学院
4慶応大学病院小児科
5日赤女子短大
6本誌
pp.52-61
発行日 1960年10月15日
Published Date 1960/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911185
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女性の作品と“女の悲しみ”
編集部 座談会の趣旨は,以前村田先生作の「天使の部屋」というテレビ・ドラマが上演されまして,あちこちでだいぶ問題になつたことがございますけど,それをきつかけにして,先生の取り上げていらつしやる女の生き方というようなことをきようのテーマにしてみたいと思つております。
村田先生は,この「天使の部屋」を通じて,女の悲しさというようなことを打ち出してみたかつたとおつしやつていらつしやいましたが,女の悲しさということは,言いかえれば,あるいは女の幸福とは一体どういうことかということにつながるものだと思いますけれども,そういう意味で,女の幸福とはなにかというようなことで話を進めていただきたいと思つております。
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