特集 学生をめぐる今日的な問題 その法的な対処について考える
【事例1】セクハラ被害
pp.500-501
発行日 2003年7月25日
Published Date 2003/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903437
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A子は,ゼミのコンパの席上,先輩Bから身体をさわられるなどされた.
翌日,A子が携帯メールでBに反省を求めると,「酔っ払っていたのでゴメン」と謝罪のメールが送られてきた.ところが,数か月後,ゼミの帰りに,A子はBから肩をさわられたりした.
A子は,ゼミを継続したい.しかし,Bはゼミのリーダー的存在であるため,ゼミ内で相談はできないし,仮にゼミをやめても大学内のキャンパスでBに会うかもしれない.そう考えると,大学をやめるしかないかと悩んでいる.
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