NURSING EYE
医療現場を子どもたちに開放―表彰を受けた「子どもボランティア“かんじゃさんと一緒”」
中川 仁樹
1
1朝日新聞西部本社・編集局経済部
pp.314-317
発行日 2003年4月25日
Published Date 2003/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903396
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昨年10月,第4回朝日のびのび教育賞に,札幌麻生脳神経外科病院(札幌市)の「子どもボランティア“かんじゃさんと一緒”」が選ばれた.この賞は,朝日新聞創刊120周年を記念して1999年に創設され,いじめや不登校,学級崩壊など多くの問題を抱える教育現場で行われている独自の活動を対象に,年間5~7団体を表彰する.
今回は北海道から沖縄まで約400件の応募があった.ボランティアや自然保護,国際交流など応募された活動はそれぞれ素晴らしく,選考は最後の最後までもつれたが,その中でも医療現場を子どもたちに開放するという「子どもボランティア」の試みは,子どもたちに命の大切さを伝える,非常にユニークな優れた活動として高く評価された.受賞には,同じような活動が全国に広がって欲しいとの願いが込められている.
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