実践報告
実践経験をとおして看護技術習熟を考える―紙屋の体位変換看護技術を身につけることによって見えてきたもの
早坂 鈴子
1
1北海道立旭川高等看護学院
pp.884-887
発行日 2002年11月25日
Published Date 2002/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903305
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
基礎看護教育において,看護技術をどう教育するかは大きな課題である.講義・演習・臨地実習をとおして学生が看護技術をどう捉え,身につけるかはその後の看護の質を左右していく.そのため,教師自身が看護技術にどう習熟しているかが常に問われる.1つの看護技術を深め,実践できるか,自身の問題として取り組むことは,看護技術の教材研究としても位置づけられる.
今回,紙屋の体位変換看護技術1)を身につけ,臨地実習指導のなかでそれを教授しながら,自らも実践経験を積むことで見えてきた自己の看護技術観と,段階的に見えてきた体位変換看護技術の発展について報告する.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.